地震保険も火災保険も契約する前からわかりにくい。
「AはBですが、Cの場合はDかEのどちらかをお選びできますし、このときBであればAではないんです。Aをご希望ならFをオススメしますね。Aよりも、G、H、Iと、ぐんと保証が手厚くなりますから」
契約した後もわからない。小さい字でくどくどと契約内容の説明が書かれているが、これを読めと？　どんな暇人ですか。が読まないわけにもいかない。もしものとき保険屋さんに「だって保証外ですもの」と薄笑いを浮かべられたら、キレる。それで読む。わからない。説明してもらう...

家を新築して火災保険に入ろうとしたら、地震保険とセットだと言われた（ような気がする、定かでない）。
あれが始まってしまい、気が遠くなり、５分もしないうちから首がぐらぐらしはじめた。
地震も火災もこわいから両方入りたいのはやまやまだけど、日本人は保険料を支払い過ぎているとどこかで読んだ記憶もあるし、私もそこに落ち込みたくはないので極力保険料は抑えているつもり。そこで、くどい保険屋さんには帰ってもらい、自分で調べてみることにした。検索窓に投げ入れ問うてみる。ぜったい家こわれるなと心のなかで念じながら...

契約率でみると、火災保険は約半分ぐらい、地震保険は20数パーセント。地震保険は国と民間の損害保険会社との共同運営だから、地震保険に関する法律に基づいて運営されていて、どの保険会社もほぼ同じなんだそうだ。であれば、どこの保険会社がよいのかそんなに目くじらたてて選ばなくてもいいのかも。
というわけで火災保険だけ入ることにした。地震大国日本なら両方入るべきなんだろうけれど、ことに東日本大震災後だと不安を煽られて、ついて加入したくもなるし。でもあれもこれもじゃキリがない。築年数がもっと経過してから、再検...

「え？」って顔してた。とうぜん地震保険も入るものと思っていたらしい。くどい保険屋さんは、ご近所さんの紹介で、うっとうしいが、追っ払うのも、並大抵じゃない。ご近所さんを傷つけてしまいそうで……。
きぜんとした態度でいやなものはいやだと主張したほうがいい場合もあるけれど、保険屋さんが来るのは自由だし、すこしはお付き合いして、言われるがままに契約もしないという、それでいいと思うのだが、どうだろ……。
じつはご近所さんとの付き合い方も同様で、多少は受け入れ、でも言われるままじゃない、というこの微妙な距離...